子どもの行動と発達

オメガ3脂肪酸は胎児と幼児の正常な脳の発達に必要な脂肪の種類を提供します。必要な脂肪酸の低さとADHDや失読症との関連性についての証拠もあります。

子供のメンタル面での幸福度に注目すると、注意欠陥多動性障害(ADHD)、失読症及び類似の問題が西洋社会で増加しているようです。学齢期の米国人の3~5%がADHDを患い、米国と英国における10%が何らかの程度の失読症を患っていると推定されています。これらの問題と必要な脂肪酸の間の関係性は15年ほど前に示唆されていました。

研究ではDHAの潜在的な欠乏がADHDにおけるキーであること、DHAの欠乏が失読症や統合運動障害とも結びつけられてきたことを指摘しています。オックスフォード大学生理学研究室のAlexandra Richardson博士はこの分野での先端的な研究者です。代表的な例は、彼女の学校をベースとした研究です。41名のADHDの症状をともなう失読症の子どもが3か月にわたってマツヨイグサの油と共に魚油、もしくはプラシーボを投与されました。サプリメントを摂取した子どもたちには、ADHDの症状、特に認知に関する問題の顕著な減少が見られました。第二段階では、プラシーボグループは知らされることなく、サプリメントに差し替えられました。3か月後、同様の改善が見られました。

2004年に刊行されたこれまでに得られた証拠の論評において、Richardson博士は、現時点での証拠はオメガ3脂肪酸、特にEPAは失読症、統合運動障害、ADHDのような通常の神経発達に関わる症状の管理に有益である可能性がると結論づけました。彼女は同様の原理が自閉症スペクトラム障害の脂肪酸療法に存在するとも報告しています。