オメガ3脂肪酸の益

魚の消費とオメガ3脂肪酸に関する益はますます増えています。オメガ3脂肪酸は胆石、骨粗鬆症、体重減少、視力にも有益な効果があるとされています。

米国における保健専門家を対象としたフォローアップ研究で集められたデータは、エネルギーのバランスの取れた食事において不飽和脂肪酸(単価不飽和脂肪酸とオメガ3脂肪酸を含む多価不飽和脂肪酸の両方)の消費と胆石のリスクの減少との間に長期的な関係があることを示しています。このデータは1986年に40~75歳で、胆石のなかった45,756名の男性に対する14年後のフォローアップから得られたものです。このとき、2,323の新しい案件が診断されました。

骨の密度の減少に関わる症状である骨粗鬆症に関しての研究では、EPAのようなオメガ3脂肪酸が身体におけるカルシウムの増加、カルシウムの骨への堆積、骨の強度の改善を助けると提言しています。さらに、その研究ではある種の必要不可欠な脂肪酸(オメガ3脂肪酸の一種であるEPAとガンマ・リノール酸[GLA])が不足している人はこれらの脂肪酸が正常なレベルにある人よりも骨量の減少に陥りやすいことを示しています。骨粗鬆症を患う65歳以上の女性についての研究では、EPAとDHAのサプリメントを与えられた人はプラシーボを与えられた人よりも3年以上を経て骨量の減少が明らかに少なかったのです。また、これらの女性の多くは骨密度の増加を経験しました。

プラハのカレル大学の動物モデルを使った研究では、海洋起源でDHAに富んだオメガ3脂肪酸が体内での脂肪の酸化を増大させ、脂肪細胞の数を減少させることを示しています。この体重減少を助けるアプローチは2004年11月の北米肥満学会年次会議で発表された予備実験でテストされています。BMI40以上の深刻な肥満を抱え、すでに低カロリーダイエットを行っている20名の女性がプラハで使われたのと同じDHAに富んだオメガ3サプリメントまたはプラシーボを与えられました。3週間後、サプリメントを与えられたグループは統制群よりも体重減少が20%少なく、BMIも15%程度まで下がりました。

2007年に刊行されたより最近の研究では、シーフードが若い男性の体重減少を助けることも示しています。この研究は、シーフードの健康への益についての大規模な調査研究であるEUのSEAFOODplusプログラムの一環です。シーフードで低カロリーダイエットを行っている若い男性はシーフードなしで同様の低カロリーダイエットを行っている人よりもより多く体重を減らしていました。

2006年に刊行された2本の研究は視力、特に黄斑変性に対する益を示しています。黄斑変性は視野中央のぼやけから始まって、進行すると失明にまで至ってしまいます。ある研究では681名の高齢の米国人を観察しました。週に2回魚を食べる人は黄斑変性のリスクが36%低かったのです。別の研究ではオーストラリア人の男女2,335名が5年間にわたって追跡されました。結果では、週に少なくとも1回魚を食べる人は黄斑変性のリスクを40%まで減少させていることが示されています。